出水市戦争遺跡等保存活用プロジェクトの紹介

 本プロジェクトは、2014年10月より出水市において戦争体験者へ聞き取り調査を開始したことに始まる。
 「戦争遺跡や戦争体験を地域の歴史遺産に」を合言葉に活動中。

【課題の所在と研究の目的】
 1945年の日本の敗戦から70年という歳月が経過した。戦争体験世代や戦争や戦時の生活を少しでも記憶している世代は少なくなり、統計上、日本の総人口の10%を切ったといわれる。
 直接体験を持たない世代、戦争や植民地支配の過去を知らず、その史実を十分に学んでこなかった世代が、戦争の〈記憶〉をどう継いでいくのか。今日の教育的・社会的課題といえよう。
 体験者本人の生の声で証言するということは、ここ数年以内に確実に不可能となる状況がやってくる。だからこそ、体験者の証言をこれからも活用し続けていく方法を模索しなければならない。
 そこで本研究では、戦争体験者から集めた〈記憶〉(証言や資料など)を不特定多数の利用者を想定した「公共財」として新たに価値づけ、その利活用の目的性を問わない記録として後世へ伝えていくためのアーカイブズを構築することを第一の目的とする。
 そして、そのアーカイブズに基づいて、地域観光や学校教育の場で利用できる平和学習の新たな可能性を探究することを第二の目的とする。

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